Transparent(透明)

ソフトウェア開発とソフトウェアによるデザインを主題にして、日々の思いを綴りたいと思います。

Transparentとは

このブログのテーマとなっているtransparentとは訳せば「透明」です。なぜ透明かというと、私がこの数年取り組んでいるプログラムによる画像生成の一つのテーマがtransparentだからです。このようなプログラミングによる描画の手法をビジュアルプログラミングと言ったりします。その代表格がProcessingというオープンソース言語を使ったアートムーブメントでしょう。

私の場合は、Processing言語はいまのところ使っていません。これまでのところLispJavaを使ってビジュアルプログラミングをしています。

百聞は一見にしかずと言いますので、それではどのようなものを作成しているのか、一つのサンプルを示します。この画像はJava3Dを使って生成しています。

 

f:id:murazakiski:20170819031925j:plain

<タイトル>  Polyhedron1

上の画像は、透明というか半透明のオブジェクトを組み合わせて、イメージを作成しています。そういう意味で「透明」がこのビジュアライゼーションの主題になっているので、このブログのテーマもTransparentにしました。

 

Microsoftのダメな5つの事項(後編)

前編を書いてから、だいぶ日にちが経ちました。残りの2つと番外編を記したいと思います。

4.Internet Exploreのあまりに品のないうるさいアラートメッセージ

 IEのバージョンいくつからかは定かでありませんが、IEのアラートメッセージがいつからかウインドウの下の矩形エリアに表示されるようになりました。私の意見では、あのアラートメッセージによって、IEを捨てChromeFirefoxを使うことに決めた人も多いのではないかと思います。

f:id:murazakiski:20170215154905j:plain

 Windows 10からはIEはお払い箱になり、Edgeというブラウザが標準搭載に代わるようです。私はこのEdgeをまだ利用したことはありませんが、はてさてもう一度デファクトのブラウザの地位を獲得することができるのでしょうか。

ブラウザにアラートが必要であることは疑いの余地はありません。SSL接続先のサーバ証明書に信頼がおけなかったり、フィッシングサイトに接続しようとしたときなどに適切にアラート表示されるべきです。ところがIEは適切どころが度を超えて微に入り細に入り、狂ったようにアラートをウインドウ下に表示してきます。異常なのです。快適なネットサーフィンの邪魔以外の何物でもないのです。また、メッセージの内容も普通の人に理解できない言葉で表示されています。アラートを出されてもどうしていいかさっぱりわからないのです。

こういうところがMSのダメなところです。AppleのOSやアプリケーションでは、このようなエンジニアが不具合の原因を見つけられるようなデバッグのためのメッセージみたいなものにぶつかることは少ないです。30年もソフトウェア開発を続けているのにどうしてそういう単純なことを学ばないのでしょうか。

5.ほとんど修復できたことのないスタートアップ修復

そして、次の事項は少しマニアックになりますが、Windowsには昔からOSが立ち上がらなくなったときのために修復する方法が存在します。しかしこの方法もWindows 7以降とそれよりも前とではやり方が異なります。

Windows 7(Vista)からは、Windowsが何らかのトラブルで起動しなくなると、「スタートアップ修復をしますか?」と聞いてきます。私は仕事柄、会社のマシンやあるいは自分のRAIDマシンで何回もこのスタートアップ修復に遭遇していますが、これですんなり修復された試はありません。むしろ状態を悪化させ長い時間修復作業と格闘することになります。直近の修復ディスクやシステムバックアップを取ってなければほとんど修復できないと思ってよいです。(私見)

そうなると、OSのDVDなどからCドライブに新規にWindowsをインストールすることになります。そうすると保存したデータやアプリケーションの本体は残っていますが、レジストリにアプリが関連図けられていないので、まっさらなWindowsに初期化されてしまいます。

しかし、昔はそうしないための優れた方法が存在しました。レジストリ情報を残したままの上書きインストールという方法がありました。XPまではWindowsがクラッシュして立ち上がらなくなると、OSのCDから上書きインストールするとレジストリ情報やデータを保存したまま、クラッシュしたWindowsのシステムだけを上書きしてくれて、これでほとんど立ち上がるようになりました。

ところがWindows 7以降はどうでしょうか。実は現在もOSの上書きインストールはできるのです。ところが条件があります。それは動作中のWindowsからしか上書きインストールは実行できないのです。Oh my God! 間抜けすぎる!Windowsが起動しないから、上書きインストールしたいのに、その条件がWindowsが動作していることであるなんて。全く使えません。MSのやることは一事が万事こんな風です。

この項目5については、もちろんスタートアップ修復で難を逃れた大勢の人々がいらっしゃることを無視しているわけではありません。とにかく昔の上書きインストールを今一度、返してほしいのです。

 

 さて、簡単にいくつかの番外編を書きましょう。

番外編1.ソフトウェアのインストールが異様に遅いこと

MSのインストールは何であんなに時間がかかるのでしょうか。ChromeFirefoxなんか一瞬でインストールできてしまうのに。

番外編2.Officeのリボンインターフェイスの唐突な導入

 ありましたね。MS Office 2007で突然導入されて、非難轟々でした。Windows 8のメトロインターフェイスの前振りですね。学ばない会社です。リボンを導入してもいいけど、クラシックモードは用意すべきでしょう。

番外編3.Windows 10 Pro 27,000円は高すぎる

OSは無料でしょう!OSだけでできることは少ないのだから。アップルやGoogleはOSに課金する気持ちはないようですよ。

 

Microsoftのダメな5つの事項(前編)

私もこの業界に30年近く携わってきましたが、初めの20年はMSの強大な力に反感を抱いていました。しかし時代は変わり、GoogleAppleの優位が目立つようになり、最近ではむしろ応援しているとさえ言えます。なんと言っても我々の手に手ごろな価格のPCを届けてくれたのはMSの功績が大きいからです。

にもかかわらず、MSはライバルに比べると、事あるごとにアンビリーバボーな失策を犯して、私を失望させてくれます。ここではこれまでにあった「なんでそうなるの?」を5つ示したいと思います。

1.ユーザの作業よりセキュリティを優先するをWindows Update

セキュリティやバグフィックスがOSにとって大切であることに異論はありませんが、PCは何のためにあるかということを考えると、それはそれを使って仕事などの作業をするためです。それなのにです、さっさと書類を作成しようとPCの電源をONしたと途端に、Windows Updateが走っていつまでたっても作業ができない信じがたい状況に陥ることがあります。また、大切な書類を作成しているのに「Windowsを再起動します!」といったメッセージを画面に表示したりすることもありますが、これって非常識すぎませんか。ユーザの作業やデータよりOSをアップデートすることの方が重要だとMSは思っているのではないでしょうか。

もちろんオプションでWin10以外はWindows Updateを走らないようにすることもできますが、デフォルトは強制アップデートです。MacOSではこんな強引なやり方はしてません。Updateの際は必ずユーザに聞いてきます。

2.Windows 8での唐突なUIの変更

これは記憶に新しいところだと思います。Windows 8.0ではWindows 7までのデスクトップで慣れ親しんでいたUIが変更され、モダンUI(メトロ)なるデスクトップ画面が標準となりました。このUIではタッチパネルを前提にしたタイル状の大きいアイコンが基本デザインとして利用されています。また、これまで操作の起点となっていたタスクバー左端にあるスタートメニューも廃止されました。おそらくデザイン的にタッチパネルを前提としているので、スタートメニューは指で操作するのは厳しいのでそのような選択になったのかも知れません。

しかし、案の定このMSの決定は裏目に出ました。あまりの性急なUIの変更にユーザーは戸惑い、非難し、Windows 8.0の売れ行きは芳しいものではありませんでした。そのためMSは、スタートメニューを部分的に取り入れたWindows 8.1をリリースせざるを得ず、現行のWindows 10ではスタートメニューを完全復活させる羽目になっています。

GoogleAppleにモバイルOSで差を広げられているMSにしてみれば、Windowsをモバイル向けにするために上記のような必要性に迫られたことは十分理解できますが、UIの大幅な変更はこれまでのユーザーの不評を買うことは容易に想像ができます。ここでも自分たちの都合を優先しすぎるMSの体質が見え隠れします。PCに関してユーザーにとって一番大切なことは、これまで通り効率よく作業をできることです。新しいOSをリリースすることで新機能を追加するという意味はあるでしょう。しかしこれまでの使い勝手が大幅に損なわれては、本末転倒です。UIの変更は慎重に行われるべきものです。

もし、Windows 8.0にWindows 7の互換モードがあって、これまでの操作感を変えたくない場合は、クラシックモード(Windows 7互換)にできるようにしておけばあれほどの批判を受けることはなかったと思います。Windows 8.0のときは、モダンUIのアプリは全画面モードで動作し、アプリを終了させる方法を見つけるのにも一苦労したほどです。みんな怒りますよね。ほんと理解不能でした。

3.Ctrl+Alt+Delをいつまで使わせるのか

Windows 8からは使用しなくてもよくなったと思いますが、Windows 7まではドメインに接続されたProfessional以上のWindowsではログインするときにCtrl+Alt+Delの3つのキーを同時に押さなければなりませんでした。MS-DOSではこのキーの組み合わせでOSがリブートしてしまいます。

MacOSにも似たようなキーの組み合わせがありますが、通常のオペレーションでこの操作をすることはありません。しかしWindowsではCtrl+Alt+Delを使用頻度の高い重要な操作として最近まで使わせてきました。このコマンドはIBM PCのハードに起源を持つようで、そのような機能が隠し機能として残っていることはそんなに驚くことではありませんし、エンジニアやハッカーが隠しコマンドのショートカットとして使っていると言うなら何も違和感はありません。しかし、今の時代、PCはエンジニアだけでなく誰でもが使うツールです。小学生の授業でも使用されています。そういう人たちにCtrl+Alt+DelさせるというのはやはりMSは空気が読めていないとしか言えないと思います。

一般の人たちは、この呪文のようなCtrl+Alt+Delを押すことを一体どのように感じているのでしょうか。

 

ごあいさつ

murazakiskiこと村崎達哉(むらざきたつや)といいます。ソフトウェア開発会社、株式会社コバルトの代表を務めております。

今日からブログにチャレンジしてみたいと思います。関心のあるテクノロジー、システム、ソフトウェア、企業経営、メディアアート、学習、社会問題などについて考えを記録していきたいと思います。

タイトルのTransparent(透明)は、私が取り組んでいます3Dのメディアアートのテーマから引用しました。

2016-12-14