三菱UFJ銀行の予約制は顧客の利便性無視、最悪!
最近、Twitterも始めたし、ボケ防止のためにもブログも再開しよう。
最近もっとも腹が立っていることは、もちろんプーチンのウクライナ侵略!
その次が、三菱UFJ銀行の予約制。予約制そのものに反対しているわけではない。一両日中に予約ができるのなら待ち時間がなくなって、利便性は向上するかもしれない。ところが、予約しようと思っても、最短で2週間以上、後でないと予約できない。これでは小さい会社の資金繰りでは困ってしまう。急に定期預金を解約しようと思っても2週間以上かかるのでは使えない。
もちろん、予約なしでも「待ち時間120分」で受け付けてはくれるが、受付の行員の対応が極めて不愉快。明らかに「予約しろと書いてあるでしょ。してないのですか。じゃ長時間待ちますよ」って態度。
都市銀行については、このような予約制だけではなく、最近はどんどん店舗を統合していて、どんどん遠くまで足を運ばないと利用できなくなっている。ネットバンクみたいにすべての手続きがアプリからできるのならいいが、旧来の銀行では、特に法人の手続きは店舗でなくてはできないことが多い。
まあ、我々の青春時代は銀行と言えば就職先人気ランキングトップの業種であったが、今や明らかに斜陽産業!多くの優秀な若者たちが見切りを付けて逃げ出していると聞いている。銀行というのは、小さいが有望な会社に資金を提供して、その会社を育て、成長したら、そこから利息やキャピタルゲインから見返りを得るというのが、本来的な姿だろう。ところが日本の銀行はそういう社会的な貢献を怠ってきた。
また、アベノミクスのじゃぶじゃぶの金融緩和のせいで、マイナス金利まで導入される時代。利息で稼げない旧来の銀行のおかれている立場は厳しい。しかし根本的には、金融庁の顔色ではなく、常に利用者のニーズを掘り起こし、時代に合ったサービスを提供するというビジネスの根本に立ち返らないと、旧来の都市銀行や地方銀行は生き残れないと思う。ヤフーや楽天とかのネットバンクだけが生き残る業界になってしまうかもしれない。
三菱UFJさん、謙虚になって、もうすこし利用者のことを真剣に考えてよ!
新春2018のご挨拶カード
だいぶ遅くなってしまいましたが、新春のご挨拶の画像を作成しました。もちろんこれもTransparentな試みの1つです。
一般にはあまりに知られていませんが、20世紀を代表する静物画の画家でモランディという瓶ばかりを描き続けた作家がいます。そのモランディの画風に合わせて3D+半透明化した作品です。構想2カ月、深夜作業で3週間ほどかかりました。
水差しのモデルデータは3ドルで3Dオブジェクトを販売しているサイトからダウンロードしました。他の3つのオブジェクトはFusion 360を使ってササッと作成しました。表示にはJava3Dを使っています。
簡単な額縁に入れれば、安ホテルの壁にかけるにはお似合いの作品ではないかと思っています。
桐生祥秀に1億円の報奨金を!
9月9日、日本人初の100メートル9秒台を出した桐生祥秀の成したことは偉大である。このことに異を挟む人はいないだろう。柔道やレスリングでオリンピックの金メダルを取るよりも難易度が高いことは間違いない。大谷翔平は、FAを待って大リーグに行くなら200憶以上の移籍金が入るというし、錦織圭は毎年35億以上稼いでいるが、おそらく彼らと同等かそれ以上の価値があるアスリートである。
ライバルのケンブリッジ飛鳥はもしも日本人初の9秒台を出したときは、スポンサーから1億円の報奨金が約束されていた。ところが桐生は学生であり、アマチュアであるため陸連の規定により、スポンサー契約もできないし賞金ももらえない。現時点では陸連からの僅かばかりの報奨金を手にするだけである。
これではあまりに不公平であるし、本人も納得できないだろう。アマチュアであろうが国民栄誉賞をもらってもおかしくないような輝かしい成果である。これからプロになってたくさん稼げばいいじゃないかという人もいるが、スポーツはそんなに甘くない。今年有望でも来年故障して、選手生命をたたれないとも限らない。だからこの偉業に対して間髪を置かず報いてあげる必要があると思う。それこそが陸連やJOC、はたまた日本政府の義務ではないだろうか。
もっとも可能性が高いのは、桐生も4月からは社会人である。インターネットの情報ではアマチュアとして企業に就職する可能性が高いようだが、その就職先から1億円の支度金を貰うことだろう。入社早々の賞与である。もしその会社がしみったれた会社で彼の偉業に報いることができなければ、後は世の篤志家の皆さんにお願いするしかない。
「桐生祥秀に1億円の報奨金を贈与してください!」と。もちろん残念ながら私は篤志家とは違います。
Transparentとは
このブログのテーマとなっているtransparentとは訳せば「透明」です。なぜ透明かというと、私がこの数年取り組んでいるプログラムによる画像生成の一つのテーマがtransparentだからです。このようなプログラミングによる描画の手法をビジュアルプログラミングと言ったりします。その代表格がProcessingというオープンソース言語を使ったアートムーブメントでしょう。
私の場合は、Processing言語はいまのところ使っていません。これまでのところLispやJavaを使ってビジュアルプログラミングをしています。
百聞は一見にしかずと言いますので、それではどのようなものを作成しているのか、一つのサンプルを示します。この画像はJava3Dを使って生成しています。
<タイトル> Polyhedron1
上の画像は、透明というか半透明の正20面体オブジェクトを3000個組み合わせて、適当に色付けしてイメージを作成しています。そういう意味で「透明」がこのビジュアライゼーションの主題になっているので、このブログのテーマもTransparentにしました。
Microsoftのダメな5つの事項(後編)
前編を書いてから、だいぶ日にちが経ちました。残りの2つと番外編を記したいと思います。
4.Internet Exploreのあまりに品のないうるさいアラートメッセージ
IEのバージョンいくつからかは定かでありませんが、IEのアラートメッセージがいつからかウインドウの下の矩形エリアに表示されるようになりました。私の意見では、あのアラートメッセージによって、IEを捨てChromeやFirefoxを使うことに決めた人も多いのではないかと思います。
Windows 10からはIEはお払い箱になり、Edgeというブラウザが標準搭載に代わるようです。私はこのEdgeをまだ利用したことはありませんが、はてさてもう一度デファクトのブラウザの地位を獲得することができるのでしょうか。
ブラウザにアラートが必要であることは疑いの余地はありません。SSL接続先のサーバ証明書に信頼がおけなかったり、フィッシングサイトに接続しようとしたときなどに適切にアラート表示されるべきです。ところがIEは適切どころが度を超えて微に入り細に入り、狂ったようにアラートをウインドウ下に表示してきます。異常なのです。快適なネットサーフィンの邪魔以外の何物でもないのです。また、メッセージの内容も普通の人に理解できない言葉で表示されています。アラートを出されてもどうしていいかさっぱりわからないのです。
こういうところがMSのダメなところです。AppleのOSやアプリケーションでは、このようなエンジニアが不具合の原因を見つけられるようなデバッグのためのメッセージみたいなものにぶつかることは少ないです。30年もソフトウェア開発を続けているのにどうしてそういう単純なことを学ばないのでしょうか。
5.ほとんど修復できたことのないスタートアップ修復
そして、次の事項は少しマニアックになりますが、Windowsには昔からOSが立ち上がらなくなったときのために修復する方法が存在します。しかしこの方法もWindows 7以降とそれよりも前とではやり方が異なります。
Windows 7(Vista)からは、Windowsが何らかのトラブルで起動しなくなると、「スタートアップ修復をしますか?」と聞いてきます。私は仕事柄、会社のマシンやあるいは自分のRAIDマシンで何回もこのスタートアップ修復に遭遇していますが、これですんなり修復された試はありません。むしろ状態を悪化させ長い時間修復作業と格闘することになります。直近の修復ディスクやシステムバックアップを取ってなければほとんど修復できないと思ってよいです。(私見)
そうなると、OSのDVDなどからCドライブに新規にWindowsをインストールすることになります。そうすると保存したデータやアプリケーションの本体は残っていますが、レジストリにアプリが関連図けられていないので、まっさらなWindowsに初期化されてしまいます。
しかし、昔はそうしないための優れた方法が存在しました。レジストリ情報を残したままの上書きインストールという方法がありました。XPまではWindowsがクラッシュして立ち上がらなくなると、OSのCDから上書きインストールするとレジストリ情報やデータを保存したまま、クラッシュしたWindowsのシステムだけを上書きしてくれて、これでほとんど立ち上がるようになりました。
ところがWindows 7以降はどうでしょうか。実は現在もOSの上書きインストールはできるのです。ところが条件があります。それは動作中のWindowsからしか上書きインストールは実行できないのです。Oh my God! 間抜けすぎる!Windowsが起動しないから、上書きインストールしたいのに、その条件がWindowsが動作していることであるなんて。全く使えません。MSのやることは一事が万事こんな風です。
この項目5については、もちろんスタートアップ修復で難を逃れた大勢の人々がいらっしゃることを無視しているわけではありません。とにかく昔の上書きインストールを今一度、返してほしいのです。
さて、簡単にいくつかの番外編を書きましょう。
番外編1.ソフトウェアのインストールが異様に遅いこと
MSのインストールは何であんなに時間がかかるのでしょうか。ChromeやFirefoxなんか一瞬でインストールできてしまうのに。
番外編2.Officeのリボンインターフェイスの唐突な導入
ありましたね。MS Office 2007で突然導入されて、非難轟々でした。Windows 8のメトロインターフェイスの前振りですね。学ばない会社です。リボンを導入してもいいけど、クラシックモードは用意すべきでしょう。
番外編3.Windows 10 Pro 27,000円は高すぎる
OSは無料でしょう!OSだけでできることは少ないのだから。アップルやGoogleはOSに課金する気持ちはないようですよ。
Microsoftのダメな5つの事項(前編)
私もこの業界に30年近く携わってきましたが、初めの20年はMSの強大な力に反感を抱いていました。しかし時代は変わり、GoogleやAppleの優位が目立つようになり、最近ではむしろ応援しているとさえ言えます。なんと言っても我々の手に手ごろな価格のPCを届けてくれたのはMSの功績が大きいからです。
にもかかわらず、MSはライバルに比べると、事あるごとにアンビリーバボーな失策を犯して、私を失望させてくれます。ここではこれまでにあった「なんでそうなるの?」を5つ示したいと思います。
1.ユーザの作業よりセキュリティを優先するをWindows Update
セキュリティやバグフィックスがOSにとって大切であることに異論はありませんが、PCは何のためにあるかということを考えると、それはそれを使って仕事などの作業をするためです。それなのにです、さっさと書類を作成しようとPCの電源をONしたと途端に、Windows Updateが走っていつまでたっても作業ができない信じがたい状況に陥ることがあります。また、大切な書類を作成しているのに「Windowsを再起動します!」といったメッセージを画面に表示したりすることもありますが、これって非常識すぎませんか。ユーザの作業やデータよりOSをアップデートすることの方が重要だとMSは思っているのではないでしょうか。
もちろんオプションでWin10以外はWindows Updateを走らないようにすることもできますが、デフォルトは強制アップデートです。MacOSではこんな強引なやり方はしてません。Updateの際は必ずユーザに聞いてきます。
2.Windows 8での唐突なUIの変更
これは記憶に新しいところだと思います。Windows 8.0ではWindows 7までのデスクトップで慣れ親しんでいたUIが変更され、モダンUI(メトロ)なるデスクトップ画面が標準となりました。このUIではタッチパネルを前提にしたタイル状の大きいアイコンが基本デザインとして利用されています。また、これまで操作の起点となっていたタスクバー左端にあるスタートメニューも廃止されました。おそらくデザイン的にタッチパネルを前提としているので、スタートメニューは指で操作するのは厳しいのでそのような選択になったのかも知れません。
しかし、案の定このMSの決定は裏目に出ました。あまりの性急なUIの変更にユーザーは戸惑い、非難し、Windows 8.0の売れ行きは芳しいものではありませんでした。そのためMSは、スタートメニューを部分的に取り入れたWindows 8.1をリリースせざるを得ず、現行のWindows 10ではスタートメニューを完全復活させる羽目になっています。
GoogleやAppleにモバイルOSで差を広げられているMSにしてみれば、Windowsをモバイル向けにするために上記のような必要性に迫られたことは十分理解できますが、UIの大幅な変更はこれまでのユーザーの不評を買うことは容易に想像ができます。ここでも自分たちの都合を優先しすぎるMSの体質が見え隠れします。PCに関してユーザーにとって一番大切なことは、これまで通り効率よく作業をできることです。新しいOSをリリースすることで新機能を追加するという意味はあるでしょう。しかしこれまでの使い勝手が大幅に損なわれては、本末転倒です。UIの変更は慎重に行われるべきものです。
もし、Windows 8.0にWindows 7の互換モードがあって、これまでの操作感を変えたくない場合は、クラシックモード(Windows 7互換)にできるようにしておけばあれほどの批判を受けることはなかったと思います。Windows 8.0のときは、モダンUIのアプリは全画面モードで動作し、アプリを終了させる方法を見つけるのにも一苦労したほどです。みんな怒りますよね。ほんと理解不能でした。
3.Ctrl+Alt+Delをいつまで使わせるのか
Windows 8からは使用しなくてもよくなったと思いますが、Windows 7まではドメインに接続されたProfessional以上のWindowsではログインするときにCtrl+Alt+Delの3つのキーを同時に押さなければなりませんでした。MS-DOSではこのキーの組み合わせでOSがリブートしてしまいます。
MacOSにも似たようなキーの組み合わせがありますが、通常のオペレーションでこの操作をすることはありません。しかしWindowsではCtrl+Alt+Delを使用頻度の高い重要な操作として最近まで使わせてきました。このコマンドはIBM PCのハードに起源を持つようで、そのような機能が隠し機能として残っていることはそんなに驚くことではありませんし、エンジニアやハッカーが隠しコマンドのショートカットとして使っていると言うなら何も違和感はありません。しかし、今の時代、PCはエンジニアだけでなく誰でもが使うツールです。小学生の授業でも使用されています。そういう人たちにCtrl+Alt+DelさせるというのはやはりMSは空気が読めていないとしか言えないと思います。
一般の人たちは、この呪文のようなCtrl+Alt+Delを押すことを一体どのように感じているのでしょうか。