新春2018のご挨拶カード
だいぶ遅くなってしまいましたが、新春のご挨拶の画像を作成しました。もちろんこれもTransparentな試みの1つです。
一般にはあまりに知られていませんが、20世紀を代表する静物画の画家でモランディという瓶ばかりを描き続けた作家がいます。そのモランディの画風に合わせて3D+半透明化した作品です。構想2カ月、深夜作業で3週間ほどかかりました。
水差しのモデルデータは3ドルで3Dオブジェクトを販売しているサイトからダウンロードしました。他の3つのオブジェクトはFusion 360を使ってササッと作成しました。表示にはJava3Dを使っています。
簡単な額縁に入れれば、安ホテルの壁にかけるにはお似合いの作品ではないかと思っています。
Transparentとは
このブログのテーマとなっているtransparentとは訳せば「透明」です。なぜ透明かというと、私がこの数年取り組んでいるプログラムによる画像生成の一つのテーマがtransparentだからです。このようなプログラミングによる描画の手法をビジュアルプログラミングと言ったりします。その代表格がProcessingというオープンソース言語を使ったアートムーブメントでしょう。
私の場合は、Processing言語はいまのところ使っていません。これまでのところLispやJavaを使ってビジュアルプログラミングをしています。
百聞は一見にしかずと言いますので、それではどのようなものを作成しているのか、一つのサンプルを示します。この画像はJava3Dを使って生成しています。
<タイトル> Polyhedron1
上の画像は、透明というか半透明の正20面体オブジェクトを3000個組み合わせて、適当に色付けしてイメージを作成しています。そういう意味で「透明」がこのビジュアライゼーションの主題になっているので、このブログのテーマもTransparentにしました。